家具 お仏壇 茶道具 オーダーメイド 「マリさん、ありがとう！　その３・お茶との出会い　～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「家具 お仏壇 茶道具 オーダーメイド 「マリさん、ありがとう！　その２・お茶との出会い」」のお話です。

マリうえださんとの思い出話の３回目は「お茶との出会い」です。前回書いた点茶ユニット家具「峰雲」の開発経緯で、段階的に製作しては展示会で発表してを繰り返していく中でのことです。展示会場ではお茶のことはマリさん、家具のことは私ということで進めていたのですが、何回かやる中でマリさんから「お茶の道具を説明するあなたが、お茶のことを全く知らないのはやはりマズイ。あなたもお茶を始めなさい。」と言われました。最低限、平点前ができるだけでも良いからやりなさいと言うことで、まあ仕事のためならばと渋々始めたことがお茶との出会いでした。

当初は黒系のパンツに白っぽいシャツを着て、帛紗はベルトに引っ掛けるようにしていました。お茶のことは全く未知でしたし、何より正座が苦手な自分にとっては、お稽古は楽しい時間ではありませんでした。先輩のお点前や諸々のことが目を白黒させるばかりで、何だかめんどくさい大変なことに首を突っ込んでしまったような気がしていました。もちろん真面目に取り組んではいましたが、教えて頂いたことは次の回には全く覚えておらず、その場でメモを取ろうとして、「それはNG。体で覚えなさい」と言われて、こんなに色々なことが覚えられるのかと思っていました。

こんな状態でしたので、仕事が忙しいと言ってはお稽古を休み、展示会があるからと言ってはお稽古を休み、足がかなり遠のいて１年半くらいお稽古に行かない時期もありました。それでもマリさんは催促するわけでもなくじっと見守ってくれていました。やはり仕事のためなのだから、もう一度しっかりやろうとあらためて思って再スタートしていきました。この頃からは作務衣を着て、マリさんに借りた男性用の角帯を締めてお稽古に臨むようになりました。少しずつお茶に向かう気持ちが前向きになっていきました。平点前だけではなく、新しいことも学びたいと思うようになりました。（次に続く）

本日の動画は、お仏壇「宇宙へ」の紹介です。