お茶 · 2022/06/26

茶道・お稽古日記／自分勝手なお点前　～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

茶道・お稽古日記／茶の湯学び処・雪丸庵にて。家具工房ZEROSSOのオーダーメイド家具。

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「茶道・お稽古日記／自分勝手なお点前」のお話です。

５月からの風炉にも少し慣れてきて、暑さもましてきた６月第２回目のお稽古。先日、先輩がやっていて興味の湧いた「入子点」を行いました。お棗、お柄杓、蓋置を棚に飾り、建水にお茶碗を仕込んで運ぶというものです。運びの回数が少なく、拝見もないので、脚が悪いとか、年配者であるとか、そういう場面で行われるお点前とのこと。時間も短いお点前です。

そろそろ風炉にも慣れてきたし、何となくお点前の順番も覚えてきていることから、調子良くスイスイと進めていました。お茶を入れた段階で師匠から「少しはお客様の様子を見なさい。お菓子をまだ召し上がっていないじゃないの。」とお叱りの声。「お菓子を召し上がっていなければ、お点前の速度を緩めるなり、間を置くなり工夫しなさい。お客様の様子を伺いながらのお点前が、そろそろできるはずよ」と。

ガーンという感じでした。お点前をスムースに進めることばかり考えて、お客様のことなど全く考えていませんでした。よく考えれば、お客様にお茶を美味しく召し上がって頂くためのお点前であって、自分がうまくやることなど本末転倒なのでした。目の前に集中すると周りが見えなくなるタイプなので、今日のことはズシリと胸に響きました。これからは周りを意識してお点前を進めたいと思いますが、次は何だったかなとか考えていると、自分の世界に入りこんでしまいそうな、、。

意識することで、少しずつ身に着けていくしかないですね。社会生活の様々な場面でも役に立ちそうなことです。やはりお茶のお稽古は、あらゆる意味での学びの場であると、あらためて気づかされたお稽古でした。

今日は、「茶道・お稽古日記／自分勝手なお点前」のお話でした。

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