お茶会・素朴屋にて～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

水指、茶碗、薄器。お茶会・素朴屋にて。茶の湯の学び処「雪丸庵」でのお稽古日記・家具工房ZEROSSO・清水泰

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「お茶会・素朴屋にて」のお話です。

１０月３０日、３１日の２日間にわたり、素朴屋さんの原木市内にて、茶の湯学び処「雪丸庵」によるお茶会が開催されました。

会場は素朴屋さんのモデルハウスにもなっている建物で、１２畳の畳と板の間スペース、薪ストーブが設置されていて、開放感のある東側と南側に窓が広がり、外には長い軒下にデッキがあり、南には富士山が臨めるというものです。建物の作りも風情があり、開放的な雰囲気と富士山の眺めが美しいという素敵な会場です。

お茶会が決まってからはあまり日数もなかったので、師匠のマリうえださんは人員配置や段取りで大忙しで、スタッフの面々も協力体制で準備を進めました。

今回は、弟子であり作家であるメンバーのお道具をできるだけ揃えるという趣旨での実施。お軸とお釜、茶筅、柄杓以外はメンバーの作品となりました。ちなみに以下のラインナップです。

・花入れと茶碗：陶芸家の森下真吾さん

・茶杓：竹工芸家の諏訪正明さん

・お菓子：露月（石井）さん

・点茶机・お客様のイス・テーブル：清水泰

・水指、薄器：FUTAMONO-YA（森下真吾と清水泰のコラボレーションブランド）

袴姿でのお点前。お茶会・素朴屋にて。茶の湯の学び処「雪丸庵」でのお稽古日記・家具工房ZEROSSO・清水泰

私の担当は会場係とお点前。会場にお客様を誘導しつつ、適宜道具の説明をしました。道具の説明は普段の仕事と変わらないのでいくらでもできるのですが、やはりお茶会でのお点前は緊張しました。ただでさえ完全に頭に入っているわけではないお点前を披露するわけですので、どうしても一つ二つ抜けてしまいました。男性のお点前が良いという師匠の考えから、私は３回お点前を行いましたが、袴姿での背筋が伸びる感じと、独特の緊張感は披露しましたが、とても刺激的で新鮮な時間でした。

自分たちのお道具でお茶を点て、その道具を説明するというのは、我々がお茶をテーマにした展示会でやろうとしていることです。その展示会が延期となったところで、機会を頂いたこのお茶会が、今後につながるとても良い経験となりました。

この機会を与えて頂きました素朴屋さん、力を合わせてお茶会を進めたマリさんはじめ雪丸庵の皆様、そしてご来場頂きましたお客様皆様に、お礼を申し上げます。

ありがとうございます！！