私の家具作りの原点・その３：部屋の模様替え～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「私の家具作りの原点・その３：部屋の模様替え」のお話です。

家具工房ZEROSSO、清水泰の家具作りの原点。

私がこの仕事をすることになったきっかけや、根底にあること。大きく３つのことが、今の自分に影響を及ぼしていると考えています。それについて３回に分けてお話したいと思います。今日はその第３回目、「部屋の模様替え」についてです。

私が小中高校生の頃、帰宅すると部屋の雰囲気がガラリと変わっていることがたまにありました。母曰く、「ちょっと模様替えをしてみたのよ」とのこと。置いてある家具は変らないのに、場所を変えるだけでこんなに印象が変わるものなんだ、と私は思いました。一つの空間を家具というパーツを置く場所で雰囲気を変えることができるということを、母のサプライズとして実体験することとなりました。母も同じ配置に飽きがくると替えていたのだと思います。

家具を製作する仕事について、家具の配置や全体のバランスなどを考えることも当然多くなりました。ここに置く家具を考えてほしいという依頼があれば、部屋全体の雰囲気、置いてある他の家具、色合いなどを総合的に考えて提案することになります。こういう時に、昔の体験したことが頭の隅にあって、レイアウトを考える時のベースになっているのかもしれません。

ここまで３回にわたり、自分の家具作りに影響していると思われる３つのことについてお話してきました。これらがどのように生かされているかはともかくとして、自分らしい、自分にしかできない家具やインテリア製品を、新しく生み出していきたいと思います。