サイドテーブルの製作・その１　～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「サイドテーブルの製作・その１」のお話です。

今回はサイドテーブルの製作過程を見ていきたいと思います。ベッドの脇に置いて、電気スタンドや時計などの小物を乗せておけるシンプルなテーブルです。

作品のデザインがほぼ固まったところで、製作に必要な材料拾い出すために、写真のような図面を書きます。パーツの種類やサイズ、接合部分の詳細を出します。必要な部分のみを詳細に書きますが、その段階で判断するところなどは省略しています。

これを元に、一回り大きめに材料をカットして、しばらくの間寝かせておきます。乾燥材を購入していますが、いきなり加工を始めるとトラブルにつながる可能性がありますので、できれば２～３週間ぐらいは置いておきたいところです。

 図面のサイズでそれぞれのパーツをカットして、必要な加工を順次進めていきます。脚の加工と、脚と脚をつなぐ材（幕板）の加工から始めます。

脚にほぞ穴を開けて、それに合わせたほぞを幕板に加工していきます。差し込み具合をチェックしながら調整します。

次に上下の幕板の間にはめ込む薄い板（鏡板）を落とし込むための溝を掘ります。また、今回のデザインでは抽斗箱の下がオープンではなく、ダストボードを取り付けるため、その板を落とし込むための溝も掘り込みます。